ATMを指定しよう

偽造・盗難キャッシュカード犯罪の未然防止対策として北日本銀行(佐藤安紀頭取)は6日から、利用者が自ら使う現金自動預払機(ATM)利用コーナーを5カ所まで指定できる新たなサービスを始める。使える場所を他人に知られずに限定することで、盗難などに遭った場合でも高い確率で被害防止が期待できる。同行によると、同サービスの導入は全国で初めて。 同行のATM利用コーナーは本支店、スーパーなどの商業施設、公共施設など191カ所(5月末現在)。今回導入するサービスは、利用者が自ら使うコーナーを最大5カ所まで任意に選択、指定できる。 例えば自宅近くや勤務先近くの支店、よく利用するスーパーのコーナーの3カ所を指定すれば、他のコーナーで現金を引き出すことはできない。 サービス利用希望者は店頭窓口に通帳、印鑑、カードを持参し本人確認した上で申し込む。 同行によると、偽造キャッシュカード犯罪では、コンビニエンスストアや口座を開設した金融機関以外で引き出すケースが大半という。一方、客側は同じ場所で下ろすことが多い。そのため万一被害に遭った場合でも、使える場所が限定されていれば、合致しない限り引き出せない。 同行営業企画部は「このサービスでかなりの確率で被害を免れることができる。ICカードや生体認証などについても検討しているが、コスト面だけではなく導入するにしても時間がかかる。今考えられる防止策を最優先に取り組んだ」としている。

これ、意外な盲点だったので記事を全文引用。北日本銀行、やるなぁ。