今年のノーベル生理学・医学賞

生物の病気の発症などにかかわる遺伝子の働きを調べるには、その機能を失わせ、動物にどういう異常が現れるかを見るのが早道だ。3氏が開発した技術(ジーンターゲティング法)はこれを可能にした。
 まずカペッキとスミシーズの両教授は、哺乳(ほにゅう)類で、調べたい遺伝子を狙い撃ちして、ほかの性質を持つ遺伝子に組み換えることに成功した。
 一方で、エバンス教授は、マウスの胚(受精卵)から、あらゆる種類の細胞に分化する可能性を秘めたES細胞を発見。
 カペッキ教授が、ES細胞を使い、狙った遺伝子をつぶし、特定の性質を代々受け継ぐ「ノックアウトマウス」を作製する技術を確立した。

今年のノーベル生理学・医学賞は、遺伝子ノックアウト/Gene target法を開発した三氏が受賞決定。やはり遺伝子分野は強いな、という印象を受けました。そういえばノックアウトって何時ごろ確立された技法だっけな・・・わりと最近だったはず。

年金納付割合

 国民年金保険料の実質納付率(2006年度)が、25〜29歳の若年層で40.4%と40%割れ目前の水準にまで低下していることが9日、分かった。同納付率は55〜59歳の64.9%を最高に、年齢が若くなるにつれて低下しており、学生に対する納付特例などがある20〜24歳では26.9%だった。

これを見て驚いたのは、年金需給直前の55〜59歳ですら納付割合が64.9%だということです。確実に貰える世代ですら2/3しか払ってないんだったら、25〜29歳の世代が4割も払ってるのは逆にすごいことなんじゃないだろうか。
この連休に60歳をちょい越した人と話したんですが「長年せっせと積み立てたのに貰えないかもしれないなんて・・・」と言っていて呆然としました。年金は積み立て制度じゃないって、メディア報道であれだけ言われてるのに。知的な方だと思っていただけにショックでした。実際に自分は血反吐を吐く思いで国民年金を払ってますが、これは将来自分に戻ってくるなんて1%も思ってません。ただ自分の親が年金を貰ってるし、国民の義務だと思うから払ってるだけです。さっさと税金にしてくれればいいのにとも考えるんですが、これだけ破綻してるものに税金投入するのも・・・