風邪を切り傷に置き換えてみれば

「それはお気の毒に。では10日後に来てくれ」――筆者がロンドンで暮らしていた99年冬に、妻が38度の熱を出した。地域で登録していた家庭医(※1)に診察を依頼しようと電話をしたら、この応答だった。「なぜ10日後か」と尋ねたら、「インフルエンザが流行して、患者の予約で一杯なのだ」と言う。筆者が「今熱で苦しんでいるのに、10日後では意味がない。だいたい10日もたったら風邪は治る」と述べたら、家庭医は「10日たって治る風邪なら医者に来る必要はない。家で暖かくして寝ているのが一番の治療だ」と語った。

いやその医者間違ったこと言ってないでしょ。10日経って治る風邪なら家で安静にしてるのが一番だって*1。大体にして、10日経ったら治る程度の切り傷こさえた時に病院に行くか?行かないだろ?自分ちでマキロン+絆創膏しとく判断がつくのに、どうして日本人は風邪だと大騒ぎするんだろうか。
【追記】
風邪(インフルエンザ)のときにどうしたらいいのか、その判断が自分じゃつかないから病院に行くのか?あぁでもそうすると「医者に安静にしろって言われたんだけど出てきちゃったよー」とか自慢げに話す勘違いリーマンの説明がつかない。謎は深まるいっぽうだ。
PSJ渋谷研究所X: 予防接種忌避の先にあるもの
【追々記】
NATROM先生ありがとうございます。そっかー世の中には10日程度で治るきり傷や「風邪を引きそうな気配」で医療機関を受診しちゃう人がいるんですね。金持ちだなー、とポイント違いなとこで感心してしまいました。調子が悪くても家で耐えてたら緊急入院する羽目になったことがあるオレとしては、格差社会バンザイですな。

*1:吐き気がひどい、高熱すぎる、など特定の症状があるときは別ケース

日経平均がslippery slopeをズルズルと

東京株式市場では、日経平均が12日続落。スターリン・ショックの1953年につけた記録に並んだ。トリシェ欧州中銀(ECB)総裁発言をきっかけにドル高/円安に振れたものの、ドル高トレンドの定着は難しいとの見方から買い材料にはならなかった。

今日の終値は前日より27.51円安い13,237.89円。「買い材料がみあたらない」ってのが一番痛いですねぇ・・・原油高が収まらないと明るい材料は見当たらないのが怖いです。

魂は地獄行き

ニュージーランドの24歳男性がこのほど、自分の「魂」をインターネット競売に出品した。日本時間2日午後9時現在で119件の入札があり、価格は345ニュージーランド・ドル(約2万7800円)に上がっている。

ニュージーランドの24歳男性がインターネット競売に出品した自分の「魂」を買い取ったのは「地獄」だった──。地獄を意味する「Hell」を店名に持つピザ・チェーン店「ヘル・ピザ」が3日、発表した。買値は5001ニュージーランド・ドル(約40万円)。

こ、この展開は・・・40万円で魂を売って、そのお金はどうするんでしょうね。ピザでも買うのかな

運用損失はでないに越したことはない、が

「ほめられる状況でない」厚労相、年金運用損5兆円超に
舛添さん、仰いたいことはわかりますし私も同じことを思いました。しかしねぇ、昨年後半からのサブプライムローン問題の波は市場全体に及んだし損がゼロってのは(昨年度に限っていえば)難しいと思います。実際のところ2006年度と2007年度の差分をとったら黒字らしいし、もうこれは仕方ないです。逆に年金資本が原油市場に流れ込んで今の原油高の一端を担ってたら、それはそれで腹立たしかったと思う。

07年度は、第1四半期(4〜6月)は2兆3752億円の黒字だったが、第2四半期以降は米サブプライム住宅ローン問題を契機とした株式や債券市場などの混乱で赤字となった。運用益の一部は給付金に充てられるが、06年度末の黒字から07年度の赤字を差し引いても7兆4108億円プラスになっている。