長い道のりであった


 総額2000億円(今年度)に上る科研費のうち、来年度はまず約310億円を基金化する。若手研究者向けの研究費が中心になる。現在でも研究計画に変更があった場合は国に申請すれば繰り越しが認められるが、そのための時間や労力が研究の妨げになるとして、研究者が長年、制度改正を強く求めていた。
来年度予算から、少しずつながら制度が改正されるそうです。これで、やっと、年度末に10円単位のボールペンやクリップを買わずに済むんですね。日持ちするピペットチップがラボの棚を占有することもない。何より、貴重な税金=研究費を、こんなアホな使い方しなくても済むんです。素晴らしい。