よろしい、ならばメタ解析だ

「笑えるとしか言いようがなく、しかも記憶に残り、人々を考えさせる業績」に贈られる、毎年恒例となったイグ・ノーベル賞の第18回授賞式が2日夜、米ハーバード大学のサンダース・シアターで催され、「コカ・コーラの避妊効果」について研究し、真反対の結果を導き出した2つの研究グループに、化学賞が贈られた。片方は「避妊効果がある」との結論で、もう片方は「効果がない」としている。

コカ・コーラに避妊効果がある」との研究は、米ボストン大学医学部のデボラ・アンダーソン教授が1985年に、米医学誌の権威ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表したもの。コカ・コーラの中でも、特にダイエット・コークの避妊効果が最も高かったという。

同様の研究は台湾の研究グループも行っており、同時受賞となった。しかし、台湾のグループは、コカ・コーラならびに他のソフトドリンクには「避妊効果がない」ことを確認している。

コーラに避妊効果があるってアメリカの都市伝説かと思ってた・・・pvや若者向け映画でコーラ持った女性がトイレに入っていくシーンを見たことあるような。どちらにしてもコーラより確実な避妊薬をゲットした方がいいと思うよ。モーニング・アフター・ピルもあることだし。
この他の「高価な偽薬(プラセボ)ほど、安い偽薬よりも効果が高いことを確認した」論文は、実は既に原著をググって目を通しました。プラセボ間の比較なら当然だし、むしろ「高価なプラセボ vs. 安い実薬」を試してほしいぐらいだ。

世代会計に気が遠くなる

人が生涯を通じ、政府に対してどれだけ負担をし、政府からどれだけ受益を得るか。

この視点から財政のあり方を評価する仕組が「世代会計」です。
13年度版の経済財政白書に詳しく載ってますよ。

ちなみに数値ですけど・・・よくこんな資料出せたよなってくらい。(笑)

<生涯純受益額>(P174)
将来世代(80年以降生まれ) 〜4200万円
20代(70〜79年生まれ) 〜1300万円
30代(60〜69年生まれ) 〜1000万円くらい(グラフより)
40代(50〜59年生まれ) 〜600万円くらい(グラフより)
50代(40年〜49年生まれ) +90万円
60代(39年以前生まれ) +5700万円

去年これ見た時はショックでしたわ。@20代

これを読んでウツにならないのは50代以上だけだろうな。いや、50代の人もひょっとしたら嫌になるのかもしれない。それぐらい60代の勝ち組っぷりが突出しています。ベビーブーマーの数の勝利+社会保障制度ができたばっかのときに若い世代の勝利ってところでしょうか。平成17年度経済財政白書でも60歳以上の世帯では年金の受益超を反映して4875万円の受益超、20代の世帯では1660万円の負担超とあるそうです。ただでさえ個人金融資産の80%は50代以上に集中してるのに・・・これで高齢者医療制度を廃止しようなんて言う政治家は、若年層のガリガリの脛を食いちぎろうと思っているに違いない。
自分は「〜1300万円」に入ってるけど、上の世代に対する抗議活動って、子どもを作らないことぐらいしかないのが悔しさを倍増する。あとは選挙のたびに若い候補者に地道に票を入れ続けることぐらいか。