世代会計に気が遠くなる

人が生涯を通じ、政府に対してどれだけ負担をし、政府からどれだけ受益を得るか。

この視点から財政のあり方を評価する仕組が「世代会計」です。
13年度版の経済財政白書に詳しく載ってますよ。

ちなみに数値ですけど・・・よくこんな資料出せたよなってくらい。(笑)

<生涯純受益額>(P174)
将来世代(80年以降生まれ) 〜4200万円
20代(70〜79年生まれ) 〜1300万円
30代(60〜69年生まれ) 〜1000万円くらい(グラフより)
40代(50〜59年生まれ) 〜600万円くらい(グラフより)
50代(40年〜49年生まれ) +90万円
60代(39年以前生まれ) +5700万円

去年これ見た時はショックでしたわ。@20代

これを読んでウツにならないのは50代以上だけだろうな。いや、50代の人もひょっとしたら嫌になるのかもしれない。それぐらい60代の勝ち組っぷりが突出しています。ベビーブーマーの数の勝利+社会保障制度ができたばっかのときに若い世代の勝利ってところでしょうか。平成17年度経済財政白書でも60歳以上の世帯では年金の受益超を反映して4875万円の受益超、20代の世帯では1660万円の負担超とあるそうです。ただでさえ個人金融資産の80%は50代以上に集中してるのに・・・これで高齢者医療制度を廃止しようなんて言う政治家は、若年層のガリガリの脛を食いちぎろうと思っているに違いない。
自分は「〜1300万円」に入ってるけど、上の世代に対する抗議活動って、子どもを作らないことぐらいしかないのが悔しさを倍増する。あとは選挙のたびに若い候補者に地道に票を入れ続けることぐらいか。