「穢れ」を集落に持ち込んだ犯人捜し

今回の新型インフルエンザ騒ぎは日本の「穢れ」文化だと書いたのですが、それを裏づけするような記事を読みました。題材はGWまっただなかに感染疑い症例が出た高校なんですが・・・そう、新型じゃない会見で校長が涙ぐんでたところです。あの涙を見て「自分の学校の対面を気にしてベソかくぐらいだったら、季節性インフルエンザでまだ苦しんでる自校生を気遣うコメントぐらい口にしろよ」と思っていたのですが、この記事を読むとそれどころじゃなかったのがよくわかりました。
“社会の暗部”が噴出/横浜 高校生インフルの疑い (続きを読むに全文引用)
いや、これはヒドいよ。校長は「厚労省の発表は校名を伏せていたのに何故バレたの?」なんて悠長なことを思ってるそうですが、そんなのはウェブ検索で1時間も探せば分かりますって。だからこそ、村八分を恐れる企業や組織はマスク着用を義務づけざるを得ないし、右に倣えで街中がマスクだらけになったんですね。あの異様な風景をヘルメット登下校風景にリンクし、マスク・ヘルメットを「アリバイ」と称したコラムは秀逸だと思いました。国内初症例を出しそうになった高校は、アリバイがないゆえに吊るし上げをくらった、と。21世紀の先進国で起こった事だと信じたくないけれど、でも「穢れ」を持ち込んだ犯人が村八分にされるのは、日本の伝統文化の避けがたい一面なのかもしれません。

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『1Q84』読了

自分にしては信じられないぐらいの牛歩ペースで読了。しかし最後の2章はどう解釈していいやら頭が混乱しまくってます。もういちどよむ。
【追記】
1Q84のテーマはカルト教団とセックスだって?1回しか読んでないけれど「そりゃ違うだろ」ってツッコんでしまった。今作品でカルト教団とセックスは、突撃隊のカーテンぐらいの意味合いだと思ってたぞ。ひょうめんにだまされないでなかみをよむ。