1勝から連敗で負け越し決定

 新型万能細胞(iPS細胞)の開発者の山中伸弥・京都大教授は25日、文部科学省ライフサイエンス委員会の部会に出席し、今年1本しか論文を出せなかったことに触れ、「1勝10敗で負けた」と振り返った。 (中略)
 山中教授は「研究は勝ち負けではないというのも、もちろん正しいが、多大な研究費や支援を受けている中で1勝10敗はまずい。自戒をこめて、研究者がふがいないと思っている」と、日本の現状について話した。

 文科省はiPS細胞研究などの再生医療関連研究に今年度、45億円を投じている。京都大、東京大、慶応大、理化学研究所を拠点とする研究ネットワークも構築するなど研究推進態勢も整えたが、海外勢の勢いに圧倒された形だ。

幻影随想 KU。いや、山中先生とその下の研究者がふがいないというよりかは、日本の研究風土がふがいないんです。山中先生は研究費獲得や講演会で飛び回ってて研究する時間なんてなかったはず。45億円の研究費のうち何割かは、研究センタービルと設備の購入で吹き飛んだとみます。まだ大絶賛建設中ですからiPS研究センターの研究者は仮住まいで活動を強いられているはず・・・新しいビルができるまでの仮住まいより、古くても落ち着いて研究に没頭できる環境を整えてあげればよかったのに。今までiPS細胞研究は亡者の墓場とか日本国内が研究予算の配分で揉めてるうちにオイシイところは全部海外のラボにもっていかれるとか書いてきましたが、いよいよもって我が群の配色は決定的なようです。山中先生・・・iPS騒動が収まったら新しい研究テーマに没頭できますように、失礼とは承知でお祈り申し上げます。次は海外がいいんじゃないでしょうか。