村上さんの渾身の力作

 7年ぶりに新作長編「1Q84」を発表、話題を呼んでいる作家の村上春樹氏(60)が今月上旬、読売新聞の取材に東京都内で応じ、「オウム裁判の傍聴に10年以上通い、死刑囚になった元信者の心境を想像し続けた。それが作品の出発点になった」などの思いを明かした。今回の小説を刊行後、村上氏がインタビューに答えたのは初めて。

 オウム事件について村上氏は、「現代社会における『倫理』とは何かという、大きな問題をわれわれに突きつけた」とし、この事件にかかわることは、犯罪の被害者と加害者という「両サイドの視点から現代の状況を洗い直すことでもあった」と語った。また、「僕らの世代が1960年代後半以降、どのような道をたどってきたか。同時代の精神史を書き残す意図もあった」と述べた。

 こうした社会的な問題意識を背景とする本作は、長い年月、互いに思い続ける30歳の男女を軸にした大胆なストーリー展開で読者を引きつけ、1巻が62万部、2巻が54万部の計116万部(15日現在)。版元の新潮社によると、購買者は30代以下が過半数を占める。

 村上氏は、「大事なのは売れる数でなく、届き方だ」と強調し、「作家の役割とは、原理主義やある種の神話性に対抗する物語を立ち上げていくことだと考えている」「インターネットで『意見』があふれ返っている時代だからこそ、『物語』は余計に力を持たなくてはならない」などと持論を述べた。1・2巻で描かれるのは「1Q84」年の半年分。続編を期待する声が早くも上がるが、「この後どうするかということは、ゆっくり考えていきたい」と答えた。

 「ノルウェイの森」などの小説が英語や中国語、ロシア語など40言語以上に翻訳されている村上氏は「今後、欧米と東アジア間の差は縮まり、文化的なやりとりは一層盛んになる」として、「僕が日本から発信できるメッセージは必ずあると思う」と力強く語った。

嬉しくて全文引用。インタビューは今日の朝刊に載ってるらしいので昼休みにでもチェックしてみます。この短い記事からでも、村上さんの1Q84に対する本気度が伝わってきますね。本当にコミットすることにしたんだなぁ。
新潮社は新潮社は「この2冊で完結しています」とコメントしてましたが、著者の村上さんが「ゆっくり考えていきたい」と仰ったんですからファンとしてゆっくり待ちます。それしかない。あと「カルト教団は小道具」って書いちゃいましたが、現代社会の倫理への問いかけとしてカルト集団を意図的に書き上げたんですね。訂正。

豚キャベツ炒め

メモ。超うまそうだから春雨買って帰る。マロニーと合挽き肉ならあるんだがなぁ。しかしこんだけ「適量」だけのレシピもすごいなwww

〈材料〉

豚肉(こまぎれ)適量
キャベツ(一口大に切る)多め(加熱で縮むのを見越して)
春雨(茹でて水切りしておく)適量

醤油



〈作り方〉

フライパンに油をのばして、豚肉、キャベツ、春雨、の順に炒める。醤油を全体にからめて味付けする。以上。



〈コツ〉

味付けは醤油のみ。他のものは使わない。(ただし、私は、師匠の教えに背いて、ぼーっと、いつもの癖で、豚肉を炒めるときにあらびき胡椒をかけてしまったし、仕上げにごま油とラー油を垂らしてしまったし、さらにすりゴマまでかけてしまったが、それでも相当おいしかった。)

材料は上記三種のみ。アレンジして他のものを入れたりしないこと。(これも師匠の、師匠の母上の、研究結果を踏まえた教え。)

【追記】
これはひょっとしてピェンローの類似?禁アレンジなあたりがよく似てる。

耳かき注意

 逮捕容疑は今年2月5日午後11時5分ごろ、大阪府豊中市服部寿町4の市道交差点で乗用車を運転中、軽ワゴン車と出合い頭に衝突、運転していた同府吹田市の男性会社員(46)と同乗の同僚男性(33)に肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷を負わせ逃走した、としている。

 車は大破、木戸容疑者は放置して走って逃げた。乗用車は木戸容疑者のものではなかったが、豊中南署が車内の遺留物などから捜査したところ、木戸容疑者が浮上。2月8日に豊中市内で木戸容疑者に任意同行を求めたところ、耳かきをしながら「逮捕状を持ってこい」などと拒否。立ち去る際に耳かきを投げ捨てた。捜査員がこれを採取、木戸容疑者の耳あかと車の運転席に付着していた血液のDNA型が一致したのが逮捕の決め手となったという。木戸容疑者は「無免許だったので逃げた」などと供述している。

ちょっ、「車の運転席に付着していた血液のDNA型」ってことは容疑者も事故で負傷してんじゃん。そりゃ耳かきなくっても早晩捕まっただろうなぁ→大阪府 ひき逃げ検挙率