アフターダーク

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村上 春樹
講談社
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自分でも意外なことに未読だったんで、手にとってサクっと読み終えました。1Q84を先に読んでいたので、確かに同じテーマで書かれた中篇だってことは分かりました。「習作」とまでは呼ばないけど、読む順番を間違えたな、と若干の後悔。しかし村上さんの作品の中でサザンオールスターズやらスガシカオやらが使われるようになるとは・・・感慨深いです。

「金がないなら結婚するな」

小学5年の長男(11)に食料品を万引きさせたとして、兵庫県警明石署は4日、同県加古川市派遣社員中村精二(33)、同居している元妻の無職酒沢優希(31)両容疑者を窃盗容疑で逮捕した。

 中村容疑者は容疑を否認、酒沢容疑者は認めている。

 発表によると、2人は3日午後5時25分頃、同県明石市内のスーパーで、長男に10キロ入りの米袋2袋など4点(7700円相当)を盗ませた疑い。

 長男は「嫌だったが、お父さんに怒られるので仕方なくやった」と話している。

 両容疑者には長男を含め6人の子どもがいるという。

なにこの絵にかいたようなDQNカップル( ゚д゚)ポカーン 離婚してるのに同居してて、20代のうちに6人も子ども作っといて食費も賄えないの?それで一番上の子に20キロの米を万引きさせたんですね。妙な方向で一貫性があって納得できるわー。
あまりに気になって他ソースもググってみたら、父親は否認、母親はジュースまでリクエストしてるし。長男の学校側も犯罪行為を2年前から把握してたのに警察にも児童相談所にも通報せず。もうね、大人の端くれとして情けないやら申し訳ないやら。

 同署によると、中村容疑者は「長男に金を渡すのを忘れただけ」と否認、酒沢容疑者は容疑を認めている。長男は担任に「小3ごろから(万引を)させられている」と相談。学校はやめさせるよう親に指導していたという。同署は余罪があるとみて捜査している。
2人の逮捕容疑は3日午後5時25分ごろ、同県明石市のスーパーマーケットで、長男に「コメをとってこい」「わたしはジュースがほしい」と指示し、10キロのコメ2袋とりんごジュース2本(計約7800円相当)を万引させた疑い。

 明石署によると、長男が食料品をカートに載せて店外に出るのを警備員が目撃。駆けつけた明石署員に「お父さんとお母さんに言われてやった。嫌やと思ったけど、行かないとお父さんに怒られるから嫌々やった」と話したという。

【追記】
朝日によると、DQNカップルは駐車場の車の中でのうのうと座って、長男に未会計の商品をカートで持ち出させてたそうです。確かにこの方法だったら発覚しにくいだろうなぁ。悪知恵が働くわりにミミッチイことさせんな。

明石署によると、2人は3日午後5時半ごろ、明石市内のスーパーで長男に万引きをするよう指示し、10キロ入りの米袋二つと1.5リットル入りのリンゴジュース2本(計7800円相当)を盗ませた疑いがある。商品をカートに入れて店の外に出た長男に警備員が気づき、取り押さえた。母親と男は店の駐車場に止めた乗用車内にいたといい、4日になって逮捕された。

「同体取り直し」を知らない大人たち

「ヒット・エンド・ラン」を知らない子供たち−日経ビジネスオンライン
日本の政治談話には野球の比喩が多用されているのに、野球の認知度がどんどん失われてるよ、というコラムです。これを読んでふと「じゃ見る人が激減してる相撲用語で日本語として生き残ってる単語はどのぐらいあるんだ?」と疑問を抱いたので、思いついたのをリストアップしていきます。

  • 序の口
  • 時間いっぱい
  • 物言いがつく
  • うっちゃる
  • 金星
  • 決まり手
  • 打ち止め
  • 軍配をかえす
  • 横綱大関、○○番付
  • 待ったなし
  • 土俵際

まだまだあるとは思いますが、あまりに日本語に根づきすぎて、どれが相撲用語なのか不安になってきました。きっと野球用語も、使い勝手がいいものは日本語に取り込まれていきますよ。
しかし上には上がいました。

野球がマイナーになっても、社会に根付いた野球用語は生き残るのでは?「駄目」が囲碁用語なんて誰も知らないし。

駄目づまりorz 囲碁、将棋用語には適いませんなぁ。

吸引薬リレンザを静脈注射してみた

新型インフルエンザA型(H1N1)に感染して入院していた英国のがん患者の女性(22)が、吸入用抗ウイルス薬リレンザ(Relenza)を静脈注射するという異例の方法で生命の危機から救われたとの報告が、4日の英医学専門誌「ランセット(Lancet)」に掲載された。

 女性はリンパ組織に悪性腫瘍(しゅよう)ができるホジキン病を患い、化学療法を受けていた。そのため免疫系が衰弱し、H1N1ウイルスに対する防御が弱まっていた。(中略)
 生死の境目をさまよう女性に対し、医師団はリレンザ製造元の製薬大手グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)の特別協力を得て、リレンザを静脈注射するという賭けに出た。すると女性の病状は劇的に改善し、48時間以内には人工呼吸器を外し、集中治療室から一般病棟に移れるほどに回復したという。

22歳にしてホジキンリンパ腫を患っていた女性が新型インフルエンザに感染。免疫系が弱っているところにタミフルも効かず、打つ手なしで吸引薬・リレンザを静脈注射したところ劇的に回復したそうです。製造元のGSKもよくOK出したよなぁ。幸運にも副作用はなかったようですが、万人に仕えるかどうかは不明ですし、最後の切り札ぐらいに思っておいたほうがいいかもしれません。が、これはすごい。