相撲と日本文化と外国人労働者と

とある「外国人労働者」の悲劇
朝青龍の引退騒動と、ここ数年の一連の相撲界スキャンダルを見事に書き表した文章です。筆者は、40年来の大相撲ファンを自称するだけあって、大相撲が周囲からどう見られ、何を期待されているのかを見事に書き表してます。21世紀の日本人は相撲なんてとらないのに「外国人労働者」にアウトソーシングしてる・・・その通りすぎて耳が痛いです。
恐らくなんですが、今回の朝青龍騒動で「辞めて当然」「品格が・・・」と言う方々は、比較的と年配層で初代貴ノ花千代の富士あたりを「相撲にあるべき品格」を持った力士として脳内定義してるんじゃないでしょうか。実態として注射の名人だったとか、そういう部分は考慮に入れずに。

弱い者達が夕暮れ、さらに弱い者をたたく

むらログ: 朝青龍引退に見るジャーナリズムの病理
2007年のサッカー騒動から、マスコミのドルジ報道がいかに歪んでいったかをわかりやすく書いてらっしゃいます。この記事もそうですがコメント欄を読んでて恐ろしくなってきました。マスコミが一度偏った報道をして国民が嗜好性を示したら、意向の記事はドンドン偏りまくるしかない。この事実を「これだからマスゴミは」とか「火がないところに煙は立たないんだよ」と思った人に、この言葉を。

ナチス共産主義者を弾圧した時、共産主義者でない自分は行動しなかった。ナチスは次に社会主義者を弾圧した。社会主義者でない自分は抗議しなかった。ナチスは、学生やユダヤ人に弾圧の輪を広げ、最後に教会を弾圧した。牧師の自分は立ち上がった。時すでに遅かった。『抗議するには誰のためではない、自分のためだ』」=ヒトラーに抗議し、収容所に送られたドイツの牧師マルティン・ニーメラーの言葉(04年8月8日付『朝日新聞』?「風 ロンドンから-外岡秀俊」から)。

次のマスゴミのターゲットは、自分かもしれませんよ?有名人じゃなくても犯罪被害者や災害に巻き込まれた人でもターゲットになり得るんですから。