世界で一つだけの花

 大相撲夏場所(5月9日初日)を前に横綱審議委員けいこ総見が29日、東京・両国国技館で一般に公開されて行われた。新大関把瑠都が精彩を欠いたのに対し、関脇・稀勢の里が奮闘し、ファンを沸かせた。(中略)
 稀勢の里はこの後、親方衆に促されて大関陣の申し合いにも参加。この日合計15番取った日本人大関候補は「期待されているうちが花。結果を出さなければいけない」と気を引き締めていた。

 一方、20番取って五分の星に終わった把瑠都は「緊張して体が動かなかった」。大関昇進に伴う行事で多忙を極め、「(疲れは)あります」と打ち明けた。武蔵川理事長は把瑠都について「息が上がっていた。(本格的なけいこは)これからでしょう」と話した。

場所前の稽古総見というと、朝青龍が毎回叩かれていたのを思い出します。それでも場所中に調子を上げて優勝をかっさらい、「終わってみれば朝青龍」という季語ができたぐらいだったんですよね。稽古総見なんてあくまで様子見、肩慣らしくらいなはずなのに、星勘定する方が本末転倒だと思ってます。ここで奮闘しても何もでないんだよ、稀勢の里・・・あなたほど「期待されているうちが花」って言われるのが似合う力士もいないと思います。

ゲコゲコゲノム


 カエルの全遺伝情報(ゲノム)を米エネルギー省合同ゲノム研究所や奈良先端科学技術大学院大などの国際チームが解読し、30日付の米科学誌サイエンスに発表した。両生類のゲノム解読は初めて。(中略)
 ヒトの約半分だが、たんぱく質を作る遺伝子数は約2万個と大差なかった。奈良先端大の荻野肇特任准教授によると、ヒトの遺伝子疾患に関与する遺伝子約2300個のうち8割がカエルにもあり、マウスより安い実験コストで研究できる。手足や目の網膜の再生をつかさどる遺伝子群を解明できれば、ヒトの再生医療に役立つという。
オリジナル論文→The Genome of the Western Clawed Frog Xenopus tropicalis. Hellsten U et al. Science. 2010 April. 328(5978):633 - 636.
ついにカエルゲノムが解読されました。遺伝子の数はヒトと同数ぐらいと目されつつ、ゲノム配列の長さは約半分と非常にコンパクトです。この中にオタマジャクシから変態する秘密や、エラ呼吸→皮膚呼吸の切り替わりの秘密が隠されてるかと思うとゾクゾクします。正直、他の機能はどうでもいいっていうかw