世界で一つだけの花

 大相撲夏場所(5月9日初日)を前に横綱審議委員けいこ総見が29日、東京・両国国技館で一般に公開されて行われた。新大関把瑠都が精彩を欠いたのに対し、関脇・稀勢の里が奮闘し、ファンを沸かせた。(中略)
 稀勢の里はこの後、親方衆に促されて大関陣の申し合いにも参加。この日合計15番取った日本人大関候補は「期待されているうちが花。結果を出さなければいけない」と気を引き締めていた。

 一方、20番取って五分の星に終わった把瑠都は「緊張して体が動かなかった」。大関昇進に伴う行事で多忙を極め、「(疲れは)あります」と打ち明けた。武蔵川理事長は把瑠都について「息が上がっていた。(本格的なけいこは)これからでしょう」と話した。

場所前の稽古総見というと、朝青龍が毎回叩かれていたのを思い出します。それでも場所中に調子を上げて優勝をかっさらい、「終わってみれば朝青龍」という季語ができたぐらいだったんですよね。稽古総見なんてあくまで様子見、肩慣らしくらいなはずなのに、星勘定する方が本末転倒だと思ってます。ここで奮闘しても何もでないんだよ、稀勢の里・・・あなたほど「期待されているうちが花」って言われるのが似合う力士もいないと思います。