超耐性菌、徐々に勢力を広げる


Without a concerted effort, people could be dealing with the "nightmare scenario" of worldwide spread of untreatable infections, says the WHO.

One example is the New Delhi or NDM-1 superbug recently found in UK patients.

They brought the infection back with them from countries like India and Pakistan, where they had visited for medical treatment and cosmetic surgery.
These superbugs are resistant to carbapenem antibiotics, which is concerning for experts because they are some of our most powerful weapons and are used for hard-to-treat infections that evade other drugs.
The Cardiff University researchers, who made the discovery last August, now say bacteria with this new genetic resistance to antibiotics have contaminated New Delhi's drinking water supply, meaning millions of people there could be carriers....
Worryingly, the gene had spread to bacteria that cause dysentery and cholera, which can be easily passed from person to person via sewage-contaminated drinking water....
Zsuzsanna Jakab, WHO regional director for Europe, said: "Antibiotics are a precious discovery, but we take them for granted, overuse and misuse them: there are now superbugs that do not respond to any drugs.

既存の抗生物質に耐性を持つ「スーパーバグ」NDM-1が、ヨーロッパでも徐々に広がりつつあるそうです。インドでは、首都・ニューデリーの飲み水からもNDM-1が検出され、何千人という単位の現地人がNDM-1を保持している可能性すらあります。NDM-1抗生物質耐性遺伝子は、コレラ菌赤痢菌にまで伝播しており、殺菌が十分でない飲み水を経由して伝染しまくりの状況のようです。最初にNDM-1のエントリを書いて1年弱が経過しましたが、ここまで悪化すると、もう封じ込めは難しいかもしれません。『仁』じゃないですが、ペニシリン以前の生活に逆戻りするという最悪のシナリオも考えられます。原発事故も心配だけれど、こっちの方が我々の生活に影響大です。

なんという正論


 日本相撲協会は5月8日からの夏場所を力士の「技量審査場所」として東京・両国国技館で開催し、一般に無料公開することを決めた。「技量審査」とはいえ、取組そのものや土俵入り、弓取り式などは通常の本場所と変わらず、勝敗記録も公式なものとして扱うという。では何が違うのか。実に分かりにくい。

 無料公開は「金もうけの興行」と受け取られることを避けたいという協会の思惑があったのだろう。幕内と十両で15人も力士が減り、しかも八百長疑惑がさらに拡大した場合の対処を懸念する声が影響したようだ。だが、「無料開放」はかえって多くの混乱の元にならないか。

 本当に相撲を見たいというファンに見てもらう。そのためには格安であっても席の料金に差をつけ、有料でチケットを販売したほうが無用な混乱を避けることができる。

 「金もうけ」の批判を避ける手立てはいくらでもある。一番有効なのは収益を全額、東日本大震災の被災者への義援金に回すことだ。国技館内外での募金は、それはそれで行えばいい。本場所同様の場所を開催する意義はより強まるだろう。

 被災地のお年寄りや子供たちにこそ無料で大相撲を楽しんでもらいたい。部屋ごと、あるいは関取や親方ごとに地域を割り振り、被災者を国技館に招き、大相撲観戦で元気を取り戻してもらうことも考えられていい。知恵を絞ればいくらでもアイデアは出てくるはずだ。

5月場所の変わりに、「技量審査場所」を無料開放するのは、面白い案だとは思いました。しかし実際のところ、タダだと無用な混乱を呼び寄せるだけだと危惧します。ダフ屋が整理券を転売とか、相撲に不慣れな方が砂かむり席に陣取って飲食+声援を送っちゃうとか。1人1,000円でもいいから入場料を徴収して、全額を義援金に回した方が良さそうです。
あと相撲案内所(お茶屋)が常連客の席確保に対する配慮を要請したのも、理解できます。相撲協会に莫大なお金を落として「維持員席」をキープしてるのに、その自分の席を見ず知らずの人に座られるのは、いい気分しないでしょう。マナー違反な相撲初心者よりも、相撲を理解し愛するファンにこそ、砂かむり席はふさわしい。