ですぎ

個人的には全く興味のなかった北朝鮮による埒問題ですが、<横田夫妻>世論との温度差に戸惑い「ひたすら訴えていく」を読んでひっかかったことがあります。


 首相訪朝後も、夫妻は全国を飛び回り、講演を続けている。若い世代は拉致当時のことをあまり知らない。26年前、学校帰りに姿を消した一人娘を捜し、夫妻は泣きながら海岸を歩き、似た少女を見ては追いかけた。北朝鮮は拉致を認めたが、「うつ病で自殺」と告げられた。「言葉では言い表せないほど過酷な人生」(早紀江さん)はまだ理解されていないと痛感する。
 批判が報じられてから、「力を落とさないで」という励ましもくるようになった。「理解してもらうための奇抜な手などない。ただひたすら訴えていくしかない」と滋さん。
被害者家族会は、これからも拉致家族の人生の過酷さを訴えていくつもりでしょうか? 一個人としては「もう十分」で「食傷気味」なのですが。この1年ぐらいメディアの露出が多かった上に、5月22日の拉致家族帰国時にはTV各局は特番で逐一放映してました。(我らのテレ東は違うけれどね) ひどい事だと承知で書けば「土曜日夜を楽しみたいのにテレビ全然つまんない〜。もう拉致問題じゃない番組やってないの? なんか被害者家族会の会見って偉そう。何様のつもり?」って流れができてたのでは。
もちろん被害者や家族会は報道のされ方に責任はないわけなのですが、メディアで一度広がった印象って簡単にはひっくり返りませんよ。現状の「少し批判的」な流れの中で今までどおりの訴え方をすれば逆効果なままだと思います。しばらくの間は多少露出を控えたら? だって「帰国二日目に冷麺を食べた」だの「日本語で『ありがとう』と言った」なんてニュースがNHKで流れてる時点で何か間違ってますもん。