みみちがい

耳=英語のearは頭部についている聴覚と平衡感覚をつかさどる器官です。ところがearは、とうもろこしの単位にも使われます。an ear of cornでとうもろこし1本。うさぎの耳と形が似ているからでしょうか? ひるがえって日本語の耳は、食パンや反物など平べったいものの端っこという意味があります。こうして比べると、言語によって「ミミ」という器官に関連する単語の二次的な意味が違っているのがよくわかります。母国語以外の言語を習得するということは突き詰めれば、そこの文化感覚を己のものにすることなのかもしれません。
・・・こんなことは比較言語学文化人類学をやってる方には当たり前のことかもしれませんが、つらつらと考えてみました。引き金は食堂で見たコーンワカメサラダ。