質問されて自説展開しちゃう人

高樹 洸の WebColumn、いつも楽しみに拝読してるのですが今日のは100%共感しちゃいました。

私の言う「質問に答えない人」というのは、言い訳先行型ではありません。 質問に答える意思がないのです。 「○○の件について、サービス部門には事前説明はしていましたか?」という質問に対して、 何やら話し始めるのですが、なかなか答えを言いません。でも、言い訳をしているわけでもないのです。 「サービスのAさんから聞いたんですが、○○の件は〜〜〜〜という問題があって、 サービスだけでは処理出来ないらしいです。それで、営業にも間に入ってもらって・・・・」 といった調子です。・・・そういう場合、私は「ちょっと待って、その話は後で聞くから、とりあえずさっきの質問に答えてくれ」 などと言います。でも、突っ走っている人には、それでも通じないことがあります。 「ですから、営業が間に入って××××をすればうまく行きますから・・・・」 だそうで。 何が「ですから」なのかさっぱり分かりません。 仮に私の質問が本質的なところからはずれているのなら、そう指摘してくれれば良いのですが、 それすらもせずに、質問の答えとは別のことを滔々と述べられても、 会議の出席者一同の頭はついて行けないのであります。「事前説明はしました。でも、 問題は事前説明の有無ではなくて、〜〜〜〜にあると思います」ならば、 出席者の頭もついて行けるんですが、質問の答えが出ると期待している頭は、 関係ないことを言われるとストレスなのです。

ああ〜いるいる、こういう人。特に「ですから・・・」のところ!!! 私は会議では遭遇しなかったけれど過去の同僚で何人かいました。特に若い男性に多い気がする。「○○ってもうこのサーバにインストしましたっけ?」なんていう超シンプルなYes/Noクエスチョンの方が、多少複雑な質問よりもこのような迷走解答を引き出す確立が高いような気がします。どうしてなんだろうか。「はい」または「いいえ」とだけ答えることに不安を感じるのかな?
こういった的外れな迷走解答を聞くと、私なんかは人間ができてないからイライラして「どうして質問に答えてくれないんだ?!」なんて切れちゃうけれど、ちゃんとできた大人だったら軽くいなしながら相手を誘導して欲しい答えを引き出せちゃうんだろうなぁ。早く大人になりたい。
【追記】偉そうなことを書いちゃったけれど、相手が求める事をシンプルかつ的確に返すっていうのはものすごい高等技術ですよね。それがすんなりできる人は往々にして非常に頭の良い人か、非常にコミュニケーション能力の高い人かの2パターンに分けられると思います。そして両者とも有能である可能性がとても高い。そういった意味では、採用試験の面接で突拍子のない質問を投げかけるのは、とても有意義なふるいわけ方法だと言えると思います。