飲み会の意義を自問する
飲み会の会費は、料理代でもなければ酒代でもない。あれは「場代」なのだ。参加者が楽しくひとときを過ごすための経費を負担するもの。酒をどれだけ飲もうが飲むまいが、関係ない、と私は考えている。だったら全員一律がフェアだし、計算が楽じゃない?
いっつも拝読している有名どころですが、コレ読んで「何か違う」と思ってしまいました。自分の中の違和感の元を探ったところ、今の時点の暫定的結論がコレ。
飲み会参加費は「場代」という考えもできる思います。飲み食いより参加者との交流を目的に捕らえる時は、確かに飲食量より大目の参加費でも納得する場合もあります。しかし、「美味しいものを食べてお酒も飲んで、みんなで楽しみましょう」って趣旨の飲み会だったら、そりゃ参加費の基準は「自分の胃に収まる分の代金」なんじゃないんですか?
納得できないお会計を回される飲み会ほどつまんない飲み会はないのですから、幹事は最大公約数の参加者が満足できるような参加費の設定をしなくちゃいけません。大人数が集まる飲み会は、個人単位の消費量の把握は難しいですから、「沢山飲む女性」や「全然飲み食いできない男性」といった外れ値は棄却して、ある程度の目算で計算をするしかない。そこで男女差が使われるんだと思います。
ちなみに「先人の知恵に倣って男女で分ける他ないんじゃないかな」という意見もあるようですが、日本社会では比較的最近まで、女性は外では大食い・大酒はしないっていう嗜みがあったのではないでしょうか。その時代からの先人の知恵だからっていう理由は万人は納得しづらいかもしれません。