タカラバイオの宝探し

特異的にmRNAを阻害するRNAi(RNA干渉)の臨床応用が海外で始まり注目を集めている。しかし、そのRNAiを超える可能性のある技術の開発がタカラバイオで進められており、遺伝子治療などへの応用が期待されている。それが、RNA干渉酵素(RNAインターフェラーゼ)だ。 DNAの特定配列を認識して切断する酵素である制限酵素は、分子生物学のツールとして、広く利用されている。この制限酵素のmRNA版といえるのがRNAインターフェラーゼ。特定の配列を持つmRNAだけを分解する酵素だ。元々は大腸菌からMazFという名前のたんぱく質がもつ活性として同定されたのが最初の例だが、タカラバイオは、この半年ほどに積極的に探索を行い、既に7つのRNAインターフェラーゼを見つけ出した。その中には特定の6塩基配列を識別して切断するものもあるという。

ほほうRNAiのことは全然詳しくないのですが、RNA interferaseもDNA制限酵素のようにパリンドローム(回文構造)を認識するのでしょうか。非常に興味深いです