日本の森林の異常状況

「日本の雑木林はニセモノだ、本来の森に帰せ」
散人先生の記事。確かに日本の林は異常な状態だと思います。田舎のおじいさんなんぞは昭和初期の植林ブームを忘れられず、未だに暇さえあれば杉を植えてるらしいじゃないですか。そんな場所に限って人手不足で下草刈りすら満足にできないので山は荒れ放題。里山信仰なんて早いこと捨てて自然な雑木林にすればいいと思います。
少し違う話になるかもしれませんが、以前NHK京都ニュースで東山の松食い虫被害の特集を見たことがあります。清水寺永観堂南禅寺銀閣寺と名だたる名刹をかかえた東山の林に異変が起きてるということで、寺院が寺の景観を守る努力をしているそうです。じゃあ何故その問題が起きているかというと、昔は30年ぐらいに1度は伐採をしていたのに戦後から伐採しなくなったら木の直径が太くなり、松食い虫が増加する環境ができたと。今は薬剤を木に注入して被害を食い止めているそうです。観光客が自然の景観だと思い拝観料を払って訪れる寺院の山が、薬漬けですよ! どっかおかしいと思いませんか。