ロシアの天才数学者

92年にはステクロフ研究所のセルゲイ・ノビコフ副所長に、ポアンカレ予想に取り組み始めたことや基本的な考え方を伝えていた。同副所長によると、同氏は96年に欧州の若手数学研究者に与える賞を拒否。さらに仕事上の昇進や、科学アカデミー会員への推薦も拒否し続けたという。

 同紙が伝える同僚たちの話では、100万ドルの賞金のことは知っていたが、まったく無関心だった。元上司は、「目下、彼は報道機関とも誰とも連絡を絶っている。彼は私にもほかの同僚にも、自分の個人生活に立ち入ってほしくないと警告していた。それが彼には、法律にも等しい規則なのだ」と語っている。

26歳にしてポアンカレ予想に取り組み始めた超天才。それに相応しく(?)受賞・昇進・賞金などには一切興味がないようです。うーん、ここまでくると次はどこに出没して何をしてくれるのか期待しないほうが難しいです。