アメリカの宗教の自由が試されている

下院本会議場で行われる正式な宣誓式では、議員は右手を挙げて宣誓するだけで、キリスト教の聖書などの使用は一切、義務づけられていない。この式の後、写真撮影のため、各議員が下院議長らと個別に行う形式的な宣誓では、多くの議員が聖書に片手を置きながらポーズをとるのが恒例化しており、エリソン氏はその際にコーランを使用すると語っている。

保守派の一部から反発が出ているそうですが、慣例として聖書を利用してるところにコーランを使用することに文句をつけると宗教の自由が脅かされないのでしょうか。前例がないわけじゃなく、アダムズ大統領は聖書の代わりに法典を使用し、ルーズベルト大統領は書物なしで宣誓をしたそうです。10年前にモルモン聖典で宣誓した上院議員もいるのに、今回のコーラン使用が物議を醸し出しているというのは・・・アメリカも「自由の国」からの乖離を止められないってとこだと受け止めました。