お神酒なしの初詣なんて


飲酒運転防止の傾向のせいか、お神酒を振舞わない神社が出てきてるそうです。これはまた珍妙な傾向です。例えて言うなら、駐車場のあるレストランでメニューからアルコールを排除するようなものでしょうか。運転する人はお神酒を遠慮すればいいというのに、そのような個人判断まで神社側に奪い取られるのは子ども扱いされているような印象を受けます。あまり愉快じゃないですね。一方で従来どおりにお神酒を振舞う神社のコメントも。参拝者の自覚やモラルを尊重してくれているようで、こちらの方が好感を持てます。

京都市伏見区伏見稲荷大社は「運転される方に対しては、以前から遠慮してもらっていた」としながらも、「結局は参拝者の自覚に委ねるしかない」。大阪市住吉区住吉大社も、「お神酒は立派なお酒で、飲んだら運転しないのは当然のこと。参拝される方々のモラルの問題で、こちらが事細かに言うことではない」として例年と違った対策は講じないという。