宇和島の病気腎移植

宇和島徳洲会病院愛媛県宇和島市)の万波誠・泌尿器科部長(66)らによる「病気腎」移植問題で、同病院で実施された11件について医学的に検討してきた外部の専門委員5人の報告書が15日、報道陣に公表された。「全症例で摘出の必要なし」「積極的治療をしない摘出は医師の裁量権の逸脱」などと、いずれも厳しい内容となっている。病気腎移植の医学的評価の詳細が明らかにされたのは今回初めて。

病気で摘出した腎臓を他の患者に移植していた事件についての調査報告書が出ました。全症例で腎臓の摘出は必要はなかったそうです。しかも摘出手術の際には、生体腎移植の手術に特有の薬剤が使われていたことを指摘し、「手術そのものが移植を前提としていた可能性を示唆」しています。今まで万波医師は、調査側は学会の方を向き、自分は患者の方を向いている、とコメントしてきましたが、この調査結果を受けてどう開き直るんでしょうか。