大阪場所14日目の取り組み編成会議

 ヤマ場は最後に。これがドラマ構成の鉄則といえる。終盤の取組を決める13日目午前の取組編成のとき「優勝を争っている白鵬朝青龍の対戦は千秋楽に持っていった方がいい」と放駒審判部長が提案した。この部長提案に九重、三保ケ関両副部長が「昔から番付順ということになっている」と猛反対し、2人がかりで押し切ったのだ。
 「放駒親方はよほど納得いかなかったのか、会議後も2人に食い下がり、こんな取組編成は観客無視でおかしいと息巻いていましたよ。もし14日目に白鵬が勝っていたら千秋楽を待たず、その時点で優勝が決まっていたワケだから。去年の名古屋場所、やはり番付順にこだわって白鵬朝青龍の対戦を、すでに朝青龍の優勝が決定後の千秋楽に持ってきたため、勝って13勝に乗せた白鵬横綱に上がり損ねたことがありました。部長よりも副部長の意見が通ると言うのも組織としては変だよな」と協会関係者はクビをひねっていた。

放駒親方、GJ!それに引き換え、九重親方三保ヶ関親方は何を考えてるんだろうか?そこまでして白鵬の綱取りチャンスを潰したいのか?相撲ファンの楽しみは二の次か。