白鵬綱取りに王手

充実した内容に北の湖理事長も「これで昇進という話題性も出てくる。13勝と14勝じゃイメージは大きく変わるし、あと2番、最後まで気を引き締めて取ってほしい」と太鼓判。協会トップとしては精いっぱいの表現で、事実上の“内定通知”をくだした。さらに観戦に訪れた横審の石橋委員も「(協会からの)諮問は当然ある。なかったら、みんな辞めるよ。全会一致だと思う」とフライング? でお墨付きを与えた。

横綱が自滅していく中で、徐々に調子を上げてきた白鵬の取り口が光ります。いつもは苦虫を噛み潰したような顔で駄目出しする北の湖理事長も、優勝決定を待たずに内定を出しました。周囲も横綱が締める綱に使う麻の発注やら、協会からの使者を迎えるスペースを拡張するやら、騒がしくなってきたようです。これで長かった一人横綱時代も終わり、東西横綱が揃いますね。相撲ファンとして感慨深いです。