相撲トリビア×2

相撲の『座布団投げ』は明治時代、力士にご祝儀を授ける目的で、扇子や羽織など個人を特定できるものを投げたのが始まりとされる。拾った呼び出しが客に返しにきたとき、代わりにご祝儀を渡したのだ。それが転じて、横綱を格下の力士が倒したときに投げるようになったが、その座布団が最近“軽く”なっている。

座布団投げはご祝儀が転じたもの、と聞いたことがありましたが、個人を特定できるものを投げてたんですか。それって固いものでもOK?呼び出しさんがご祝儀を回収するのはいいけれど、そのご祝儀は金星を上げた力士には渡ったのか気になります。ちなみに今の座布団投げが広まったのは「昭和50年春場所の優勝決定戦で、大関貴ノ花が勝った一番」だそうです。まだ歴史が浅いですね。個人的には大波乱が起きたときに座布団が舞うのを見るのが好きなのですが、確かに危ないですし、そろそろ別の手立てを考えた方がいいかもしれません。あ、一方的に禁止しても止まないと思います。自分の興奮と感動を表現する代替法がないとね。

判定が覆されることを「行司軍配差し違え」といい、「行司黒星」と呼ぶこともある。差し違えは行司にとって大きな屈辱。立行司が軍配を差し違えた場合は、その日のうちに審判長や理事長に口頭で進退をうかがうことが慣例となっている

こちらは行事差し違えの話。例え同体でも行事は東西どちらかに軍配を上げなきゃいけない、というのは知っていたのですが、差し違えた当日に進退を伺わなきゃいけないというのは・・・いくら慣例とはいえ大変な重圧ですね。トリビア立行司は差し違えたときに切腹する用の短刀を携えているというのが放映されてましたが、凄まじい世界だ。