個人差0.5%

遺伝情報は、染色体内のDNAに並ぶ塩基という化学物質の配列によって記される。研究代表者のクレイグ・ベンター博士(60)は、自身のDNAを断片化して配列を読み取る手法を駆使し、染色体のどちらの組に含まれる遺伝情報かを区別することに成功。これまで0・1%とされていた個人差について、父と母から受け継いだ配列に0・5%もの違いがあることを発見した。
 こうした違いは一様ではなく、AP通信によると、博士は「個人差は実際には1%にのぼるだろう」とみている。

2001年のヒトゲノムドラフト公開時には「個人差は0.1%ぐらい」と考えられてました。しかし今回ベンダー氏のゲノムを完全解析することにより、父由来と母由来の遺伝情報が全体の0.5%違うことが判明したそうです。実際のところベンダー氏の両親は白人でしょうし、民族差も加味すると全体の1%ぐらい差があるとか。1%が多いか少ないかは微妙なところですね。