「死体農場」

一般人が立ち入れない「米国の秘密の場所」写真ギャラリー(3/11) 人間の遺体の腐敗状況を観察する「死体農場」
たった1枚の写真でも強いメッセージを送ることができるのですね。個人的には死刑囚用の屋外運動施設よりも感じるものがありました。
なお「死体農場」には年間100人以上もの献体申し込みがあるそうです。遺体を大切にする日本人からすると俄かには信じられないですが、このクローフォードさんのコメントを読むと確かに鳥葬と似たようなものかなぁと思わんでもないです。

 死体農場で使われる遺体は、医学研究用の献体と同様に、地域住民の中から本人の遺志に基づき提供される。
 テネシー大学の場合、今年だけで100人以上が死後の献体を申し出ている。これは去年より多い数字で、この10年間に600人あまりから申し出があったと、同大学法人類学センター所長のリチャード・ジャンツ博士は話す。(中略)
 「私の遺体を使って行なわれた研究が、いつか殺人犯の逮捕に役立つかもしれないと考えると嬉しい」と話すクローフォードさんだが、遺体をそんな目的に使うことが世間では冒涜行為と取られかねないことも十分承知している。
 「だが私にとって、死体農場は自然の科学実験室だ。そして自然は素晴らしい。遺体を木にもたせかけ、自然に分解するに任せる方が、箱の中に閉じ込め地中で保存するよりずっといいやり方だと思う」とクローフォードさんは語った。