実社会に「正解」は少ない

 「答えの字数が塾のテストより多く、大変だった。答えが出る理由なんて聞かれたことがなかった」。名古屋市立明倫小の女子の感想だ。同市立昭和橋中の森希花梨(きらり)さんも話す。「範囲が決まっている学校の中間、期末テストより難しく感じた」 (中略)
■実生活に関連づけ出題
 全国学力調査は、知識中心のA問題と、知識の活用を問うB問題に分かれている。問題を作成した国立教育政策研究所は「昨年と出題意図は変わっていない」と説明する。ただ、子どもが関心を持ったり教員が指導で活用したりしやすいよう、実生活に関連づけた形の問題を目指しているといい、A問題でも読解が必要な問題が増えている。 (中略)
記述問題は「解答にあたっての指示がかなり多く、解答者は形式を整えることに力をさかれる」。昨年、記述問題の採点が混乱したことから「採点のしやすさを優先させているとしたら本末転倒」と話す。

自分が子どものときに受けた学力調査テストも、出題範囲が決まってなくて戸惑った記憶があります。しかし実社会に出たら「試験範囲」どころか、明確な「問題」も「正解」もないんです・・・テスト自体もないけどね。その理不尽さを子どものときから垣間見るのも重要だと思うんですけどね>希花梨*1(きらり)ちゃん。
採点しにくいB問題は負担でしょうが、応用問題・記述式問題に触れとかないと記憶バカのゆとりが量産されてしまうので、先生方には頑張っていただきたい。

*1:訂正。コピペミスのご指摘ありがとうございます>id:mobanamaさん