当たらない推計を使うから

 厚生労働省の水田邦雄保険局長は28日の参院決算委員会で、75歳以上の後期高齢者医療制度長寿医療制度)の保険料について、「出生率が見込みよりも下がれば、後期高齢者の保険料は上昇する」と述べ、同省の見通し以上に増加する可能性を示唆した。梅村聡氏(民主)の質問に答えた。(中略)
厚労省が当初試算に使った02年の出生率の見通しを上回って少子化が進んでいることなどが原因だ。少子化が進めば、制度を支える現役世代が減り、高齢者の保険料の負担増につながる。

医療保険制度改革「当たったためしがない」将来推計人口を使い続けるのが元凶です。このエントリを書いたの4年前なのに、厚生労働省のマインドって本当に変わらないんだな。人口問題研究所も、ここまで当たらない推計を出し続けたら、民間でも役所でも首が飛ぶレベルだと思うんだが・・・それとも予定調和なのか?