何ありきでPT案を出したのか

 橋下知事はこの日、会館内に事務局を置く大阪体育協会の井手正敬会長らと意見交換。井手会長は「年間で60万〜70万人の利用者がいる。その多くが大相撲によるもので、会館を廃止すれば大阪から大相撲が撤退する可能性がある」と存続を要望した。
 これに対し、橋下知事は「(廃止方針は)まだPT案」としたうえで、「相撲に興味がない人にとってはどうなのか」と、大相撲の会場であることを根拠に存続を求める意見には否定的な見方を示した。

大阪府立体育会館が府の財政難に伴い整理対象に挙げられてる件で、知事と大阪体育協会会長が意見交換したそうです。橋本さんは尤もらしいことコメントしてますが、何をしたいのかピンときません。府立体育館の利用者の多くが大相撲によるものだと井手会長がいうのは、府立体育館の黒字の多くが大相撲によるものだということなのでは?PT案通りに府立体育館の機能をなみはやドームに集約しても、大相撲が大阪から撤廃することになったら、貴重な収入源を逃すことになりかねません。
そもそも橋本府知事の行動は「財政難の大阪府を何とかしよう」というのが原動力なのではないでしょうか。それなのに「黒字が出てる施設も整理対象にする」やら「(収入源である)相撲に興味がない人にとっては・・・」など、聞いてるほうが首を傾げるような言動が目につきます。まぁどんな人であれ正当な選挙で府知事に選ばれた以上、大阪府民じゃない自分には物言う資格はありませんがね。