後期高齢者医療制度で負担減

 75歳以上が対象の後期高齢者医療制度長寿医療制度)の対象者約1300万人のうち、新たに保険料徴収対象となったサラリーマンの扶養家族だった約200万人を除く約1100万人の7割ほどが、従来の老人保健制度からの移行に伴い、4月からの保険料が下がっていたことが3日、厚生労働省の実態調査で分かった。政府高官が同日、明らかにした。

後期高齢者医療制度って、際限なく増え続ける医療費を減らすために「お年寄りの方々もそれなりに負担してね」ってことじゃなかったでしたっけ・・・?それが蓋を開けてみたら「実は7割の人は負担減でした」って言われても狐につままれたようです。要は残りの3割の負担増が高齢者全体の保険料を支えてる、パレートの法則ってことか?
っつーか今回の厚労省の調査内容が本当なら、後期高齢者医療制度を導入する前にキチンと公表しろよ。年金から保険料をいきなり天引きされて生活に困ってるお年寄りも、実は保険料減なんですよって事前に聞いてたら納得&安心だろうが。
【追記】

 同省は市区町村からの回答を基に、69%の世帯で保険料負担が減少すると推計。所得階層別では、年金収入177万円未満の低所得層の61%で負担が減少し、同177万〜292万円の中所得層では75%、同292万円以上の高所得層は78%それぞれ減少するとした。  

分かりにくい文章ですが、「負担が減る」世帯でも減額幅に差があるらしいです。そりゃ元から払ってる保険料が少なければ減額割合にも限度があるのでは?