飛行機会社を訴えろ

女性を診察した国保旭中央病院(千葉県)の大塚祐司医師によると、女性は会社員。救急法の指導員資格があり、機内で倒れた男性に独りで人工呼吸や心臓マッサージをした。男性は呼吸が戻り、規則的な心拍も回復して命を取り留めた。
 この間、多くの中高年の日本人男性乗客らが「テレビと同じ」「やめたら死ぬんでしょ」と携帯やビデオで撮影。女性は中年男性が集まる場所で過呼吸症状が出るように。カメラのシャッター音が怖く携帯のカメラも使えなくなった。「やじ馬の罵声(ばせい)と圧力の怖さは忘れないと思う」と話しているという。
 客室乗務員は手伝わず、AEDを頼んだが、持ってこなかったという。

機内で携帯電話は電源OFFなんじゃないの? 機内で倒れた乗客を救助したのがこの女性「独り」で、客室乗務員は手伝わずAEDも持ってこず、他の乗客の撮影も止めなかった・・・これはひどい。明らかに飛行機会社側の落ち度なのでその会社を訴えましょう。そうすれば会社側もリスク回避のために「こういう時は乗客の撮影を止めないと会社が訴えられて自分達が叱責される」という意識が生まれて、結果的に撮影禁止ルールができると思います。
【追記】
こっちに詳細が載ってました。外資系航空会社の東南アジア行きフライトだったんですね・・・これが欧米*1行きだったらまだ他の乗客のヘルプも期待できたのに。それにしてもこの客室乗務員、言葉が通じてなかったんじゃないか?と思うぐらい対応が悪い。

平成18年2月17日金曜日,成田発東南アジア行きの外資系航空機内にてツアー旅客(55歳,男性,会社員)が心肺停止に陥った。同機にたまたま乗り合わせていた日本赤十字救急法指導員を持つ個人客(31歳,女性,会社員)が1時間に渡り1人で心肺蘇生を行い救命した。心肺蘇生と並行して行われたドクターコールに応じる者はおらず,客室乗務員に繰り返し要請されたにも関わらず機内に搭載されていたAEDが心肺蘇生の現場に持ってこられることはなかった。また客室乗務員は心肺蘇生を手伝わなかった。