僅差で大阪がトップの座を守りました

 裁判員裁判の対象は重大事件に限られているため、選ばれる確率は、各地裁の管内で発生した凶悪事件などの数に左右される。都道府県によって差が大きく、最も高いのは大阪で2894人に1人。次いで千葉、栃木、群馬となった。低確率の1位は秋田で、1万1862人に1人。福井、滋賀、富山が続いた。

裁判員制度って、殺人や放火など重大事件のみに適応されるんですね。恥ずかしいことに全然知りませんでした。この「裁判員になる確率」は裏返せば「その都道府県での重大事件÷人口数」なわけで、実に面白いです。記事に付随していた「裁判員に選ばれる率の都道府県ランキング」を抜粋してみました。

  1. 大阪(2894人)
  2. 千葉(2907人)
  3. 栃木(3283人)
  4. 群馬(3292人)
  5. 奈良(3714人)
  6. 京都(3761人)
  7. 香川(3868人)

まず大阪はブッチ切りのトップじゃなく2位が僅差なこと。それに2位以下が千葉、栃木、群馬、奈良、京都と、東京・大阪近郊のいわゆるベッドタウン府県であること。東京都自体は16位(5133人)であることも意外です。いくら人口が多いとはいえ、香川より重大事件発生比率が低いとは。「東京は怖いところだぁ」と言うのは、今は昔なのかもしれません。この「裁判員に選ばれる率の都道府県ランキング」、都道府県ごとの失業率、外国人居住率、収入平均額などとの相関を見てみると面白いのではないでしょうか。自分は面倒くさいからやらないけど(苦笑)