「きみはダチョウか?」

 16日の100メートル決勝で9秒69という驚くべき世界記録で優勝したボルトが、200メートルでも19秒30(向かい風0.9メートル)の世界新で圧勝した。84年ロサンゼルス大会のルイス(米)以来となる五輪史上9人目の男子100メートル、200メートルの2冠は、いとも簡単に達成された。
 2着との差は、同種目の五輪史上最大の0秒66。当分破られることがないと言われていた96年アトランタ五輪決勝でマークされたマイケル・ジョンソン(米)の大記録、19秒32を上回った。異次元の走りだ。(中略)
 競技場にハッピーバースデーのメロディーが流れた。日付が21日に変わると、22歳の誕生日。大観衆の祝福を受け、ボルトは光り輝いていた。

男子100m走で当人はエントリーを知らなかったのに欽ちゃん走りしつつ金メダルを掻っ攫っていったボルトですが、本業の200m走はキッチリ走って2つ目金メダルをゲットしたそうです。向かい風なのに世界新、しかも2位以下を0.66秒も差をつけて・・・格好良すぎ。これで22歳ってんだから、しばらく陸上界の頂点に君臨し続けるでしょう。末恐ろしいな。