100人の研究分野が潤う?

 調査員の正式名は「革新的技術推進アドバイザー」。調査対象の分野を熟知するだけでなく、世界に人脈を持つ大学や企業などの「目利き」の研究者が候補。100人程度を選び、今秋に委嘱する。所属機関のしがらみに縛られたり、働きかけを受けたりするのを避けるため、メンバーは公表せず、活動内容にも守秘義務を課す方針だ。
 調査員は、人の新型万能細胞(iPS細胞)や高効率な新型太陽電池など、社会や産業に大きな影響を及ぼしそうな研究動向を総合科学技術会議に報告する。

試みの意図は賛同します。ただそれって今までも予算申請の審査官がやってしかるべき業務だったのでは?研究者の「目利き」は自分の研究分野に限られることが殆んどでしょうから、100人程度のアドバイザーが報告できるのは最大で100分野なわけです。利己的ではなく、社会的に有用な研究を見極められる現役研究者・・・そんな逸材どうやって見つけるの?