ご褒美つき減量プログラム

ペンシルベニア大学薬学部のケビン・ボルプ博士らの研究チームは9日、体重の減量は報酬が得られれば楽になるとの調査結果を発表した。

 減量プログラムが報酬と連動し、体重を減らすことに失敗したら現金を受け取れなくなると意識させることにより、いわゆる一般的なダイエットよりも減量への強い動機付けになるという。

オリジナル論文→Financial Incentive–Based Approaches for Weight Loss.A Randomized Trial. Volpp et al. JAMA. 2008;300(22):2631-2637.
30〜70歳の健康で肥満体型の参加者57人を無作為に3群(宝くじ群、預かり金保障群、コントロール群)に割り付けて、16週間後の減量結果を比較。結果は、コントロール群に比べて他の2群の方が成功していたという研究です。
まぁねぇ、禁煙でも減量でもインセンティブがあった方が成功しやすいのは自明だと思います。しかしそれを医療機関や行政がやるべきかどうかは、微妙な問題だよな。