「楽しそう」に勝るものなし

 鍋合戦の開催が決まると、高鍋町から川南町に果たし状が来た。「4月2日 酉の刻 高鍋城址にて待つ」。段ボールの鎧と麦わら帽子の兜を身にまとった高鍋町の関係者が一息に読み上げた。川南町の関係者は大爆笑。両町の威信を懸けた鍋合戦は、こうして幕が切られた。(中略)
 そして、決戦の日。高鍋城址舞鶴公園では篝火が焚かれ、陣幕が張られていた。大の大人が段ボールの鎧を着て鍋を作る。馬鹿馬鹿しいようにも思えるが、当事者は真剣そのもの。物珍しさも手伝って、舞鶴公園にはテレビカメラや大勢の野次馬が駆けつけた。

宮崎県児湯郡の鍋合戦の話。かかわってる人たちが楽しそうで実に羨ましい。何故か知らんがペットボトルの蓋を思い出した。大のおとなが本気でフザけるって、何かいいよね。