借りたものは返しましょう

福岡県立大学(福岡県田川市)は、付属図書館の本を借りたまま返さずに卒業する学生に対し、卒業証書の授与を保留する強硬策を打ち出している。4日現在、卒業予定者21人が計51冊を返していないため、卒業式(17日)前日までの返却を求めている。不心得者に業を煮やした窮余の策だ。

 06年春に大学が独立行政法人となった際、図書館の未返却図書が420冊に上ることが判明。翌春、28人が計58冊を返さずに卒業した。このため10月と1月を「延滞解消月間」として学生に文書や電話で督促している。

 卒業証書授与を保留する方針を決めたのは08年3月。卒業自体は取り消されないが、心理的効果は大きいとみられ、その年の卒業生に未返却者はいなかった。

 だが、今年も卒業シーズンを控えて返却延滞者が続出。2月末に1〜4年生55人が計119冊を借りっ放しにしていたため、卒業予定者や保護者に集中的に督促し、図書館入り口には返却呼びかけを掲示している。

もう思い切って「図書館の本を延滞してる人は次学期の授業登録を認めません」ってことにしたら? このニュースの延滞人数と冊数を見るに、1人平均2〜3冊のようだから「いつでも返せる→忘れた→どこ行ったっけか?」の悪循環にハマってるように思えます。だったら強制返還を促すのは、卒業時だけじゃ頻度が低いので、授業登録時ごとにすればいい。頻繁にチェックすることで延滞常習犯のブラックリストも作れるしね。レンタルビデオ店では延滞料が通常料金の○倍になってるんですし、これぐらいしても「厳しすぎる」ってことはないでしょう。