RNAiで羽なしテントウ虫

名古屋大の新美輝幸助教らの研究グループは、羽のないテントウムシを世界で初めて作ることに成功した。害虫のアブラムシを食べるため、テントウムシの一部は農業で利用されている。羽なしテントウムシが用いられれば、飛んで逃げなくなるので害虫駆除の効率が上がるという。
 研究結果は21日付の英昆虫科学専門誌・電子版に掲載された。
 新美助教によると、生物はリボ核酸(RNA)を介して、遺伝子から羽や手足を形成するなどの指令を出す。同助教らはテントウムシの羽を作りだす遺伝子を特定。その指令を運んでいるRNAを分解し、働きを失わせることで、羽なしテントウムシを作り出した。


名古屋大の新美輝幸助教らの研究グループの成果。「テントウムシの羽を作りだす遺伝子を特定。その指令を運んでいるRNAを分解し、働きを失わせる」ということはRNAiなんでしょうね。RNAiもすっかり実用化されてるなぁ。
学部で通ってた大学が畑に近くて、4〜5月になるとテントウ虫に覆われて恐怖したことがあるんで、諸手を挙げて歓迎します。なのに・・・はてブコメントはネガティブな反応が多い。心情的にアウトらしいが、はてなは理系が多いんじゃないのか?意外だー。テントウ虫で効率よく害虫駆除できたら、その分だけ殺虫剤の使用量が減るんだぞ?