大相撲名古屋場所11日目
今場所はズバリ「日食場所」ですね。まず「相撲界に日を照らし・・・」という願いを込めて四股名改名し、場所前は「負ける気がしない」とまで吹かした綱取り大関が場所の序盤で撃沈しました。
そして今世紀最大の皆既日食の当日に大波乱が続きました。全勝だった大関・琴欧洲は虫の息大関・千代大海に引き落とされ。磐石と誰もが思った横綱・白鵬*1はご当所大関・琴光喜・ザ・チキンハートに真っ向勝負で破れ。黒星貯金が徐々に貯まってきた横綱・朝青龍は、満身創痍大関・魁皇に痛めてる方の肘を小手投げられてました。もうね、座布団が舞うぐらいじゃ足りませんよ。地殻変動が起きて愛知県体育館の土俵周辺だけ10メートル隆起しても不思議じゃないぐらいの大波乱でした。
そして夜になって報道された出島の引退。大関経験者にして幕の内最高優勝経験者、「出る出る出島」の異名を持つ個性派力士が土俵を去ります。日本人力士随一の美肌力士がいなくなるのは寂しいかぎりです。皆既日食の日に引退を決意した出島に栄光あれ。