フランスちゃんとドイツくんのイザコザ

フランスから見た第二次世界大戦を、三十年戦争までさかのぼってみる
このゴタゴタをよくまとめたなぁ、しかも逆順に。高校で世界史選択だったんで懐かしい思いで読んでました。普仏戦争とか三十年戦争とかあったなぁ。そのもう少し前に行くと、宗教戦争とフランス・ハプスブルグの台頭、英仏百年戦争とか・・・ 歴史をさかのぼって検討するのも趣がありますね。
この流れを踏まえると、冷戦を終結したあとで「戦争なんてもう沢山」と積年のライバルたちが(表面上は)仲良く手をつないでEUを作ったのも納得できますか?自分は「とはいえ、あんなにいがみ合ってたヨーロッパの大国たちが通貨を統合するぐらいで仲良くできるんかぃ」と冷めた目で見てました。ユーロから1歩ひいたイギリスは流石だ、とも。
それから○年、通貨危機でヘロヘロになりながらも存続してることに驚きです。1999年夏にユーレイルパスで西ヨーロッパを旅行したときは「両替なし、パスポートチェックなしで移動できるって便利すぎだぜ!(鼻血)」と感動したものです。スイスの孤立っぷりが逆に印象的なぐらい。戦争はもう沢山、と思って徒党を組んだEU各国と、それより前から永世中立国を宣言して孤高の道を歩んでるスイスと、どちらが正解なんでしょうね?百年以上は経たないと検証は無理だろうな。