日本の貧困率

長妻昭厚生労働相は20日、低所得者の占める割合を示す「貧困率」について、07年は15.7%だったと明らかにした。政府として貧困率を公表するのは初めて。(中略)
 公表されたのは国民生活基礎調査をもとに算出した「相対的貧困率」。所得を世帯人数に振り分けて高い順に並べたときに真ん中の所得(228万円)を基準に、その半分に満たない人が占める割合を示す。

 今回は、98年以降の3年ごとの数値も公表された。98年時点では14.6%、01年は15.3%、04年は14.9%だった。

何で今まで公表しなかったのか? は置いておいて、なかなか興味深い統計値です。世帯人数ごとの所得中央値の1/2に満たない人*1の割合が、15.7%・・・ほぼ6人に1人が貧困ですか?こりゃ多い。
そして世帯所得の中央値は228万円というのも、またビックリ。同年の全世帯の1世帯当たりの平均所得は556万円ですから、世の中のご家庭の半数以上は「平均所得の半分にも満たないぞ」と負け組気分を味あわされているわけです。こうなってくると次に見たいのが、全世帯の所得分布でしょう。どんだけ低所得層に密集してるのか・・・一億総中流なんて都市神話だったに違いない。

*1:人数なのか?世帯数なのか?