ランダム化マスク試験@インフルエンザ

Surgical Mask vs N95 Respirator for Preventing Influenza Among Health Care Workers. Loeb et al. JAMA. Vol. 302 No. 17, November 4, 2009
普通のマスクは、N95マスクと比較してインフルエンザ防止にどの程度効果的なのか?という論文がJAMAに載ってました。研究自体は2008年9〜12月に実施されたそうですが、あまりにタイムリーすぎて世界が嫉妬します。
気になる研究内容は、カナダ・オンタリオの8病院に勤務する看護師に、普通のマスクとN95マスク着用を無作為に割り振ってインフルエンザ罹患割合を調べたものです。結果は普通マスク=50/225人、N95マスク=48/221人がインフルエンザにかかっており、効果に違いは見られなかったとのこと。これは新型インフルエンザ流行期の今冬に朗報では? なにせN95マスクは高くて息苦しくて、日常生活には不向きですから。