「錯誤相関」


錯誤相関(英語ではillusory correlation)とは、相関があると思い込んでしまうこと、錯覚による相関です。例えば、あなたが、初めての旅行先で道に迷って途方に暮れていたところ、通りすがりの地元の人が目的地まで連れて行ってくれたとします。たまたま通りすがりの人が親切だっただけかもしれませんが、あなたは、「この土地の人はなんて親切なんだろう」と思うのではないでしょうか。このケースでは、初めての旅行先で「情報が少なく」、誰かに助けてもらいたいという「期待」があったところへ、わざわざ目的地まで連れて行ってくれるという「稀な」やさしさに出会ったのですから、錯誤相関が生じる条件を十分に満たしています。

芸能人が不祥事を起こしたときに「やっぱりね」なんて思うのも、ジンクスを信じるのも、錯誤相関によることが多いと思います。

データ分析をしていて、僅かな違いに意味を見出すのも、違いがあるのに無視してしまうのも錯誤相関のなせる業かもしれません。

要するに「すごいぞ、やっぱりラピュタは存在するんだ!」ってことですか?(違
錯誤相関 - Wikipedia
正常化の偏見」の親戚みたいなものか?と思って調べたら、正常化の偏見は英語でnormalcy biasって言うんですね。げにおもしろきはヒトの心理なり。