そして、名古屋場所開催へ・・・?


 処分の主な基準は暴力団との関わりと賭け金の額になる。これまで琴光喜は警視庁の調べで野球賭博で約500万円の勝ち金が判明していたが、この日新たに数千万円の負け金があったことも発覚した。今後は立件も予想され膨大な額を賭博につぎ込んでいた実態は厳罰に値する。7月4日の臨時理事会で一気に角界から追放される可能性が高まった。

 琴光喜だけではない。「親方の責任は重い」と望月弁護士。力士を指導する立場で野球賭博に手を染めた大嶽親方(元関脇・貴闘力)と時津風親方(元幕内・時津海)も重罪は免れない。除名でなくても部屋の閉鎖は確実だ。胴元への仲介役を果たした阿武松部屋床山の床池(29)も中心人物として除名相当と判断されるだろう。他の力士への処分基準は賭け金の額がポイントで「数百万円はアウト」と同弁護士。多数の力士が賭け金で百万円を超えていれば「協会に残れるかどうかを決める重い事案になる」と明かし、大量の解雇者が出る展開も出てきた。

賭博問題を調査する特別調査委員会の結論は、悪質な賭博常習者はクビを切り、そんな弟子の指導すらできなかった親方衆は謹慎せよ、でした。んーそれでもだいぶ甘めだと思うんだが・・・「力士同士の賭けと考え、暴力団の関与は考えてなかった」って供述を信用してるとも思えないんだけれど。謹慎を提示された武蔵川、九重などの理事らは、内心ハラワタ煮えくり返ってるでしょうね。謹慎者は東京での謹慎が求められるため、名古屋場所にすら行けず東京の部屋でまんじりとTV中継を見ることになるんでしょう。そりゃ前代未聞すぎる。これだけ多くの親方が謹慎だったら審判や番組編成会議も難しそう。
処分が特に重いのは、琴光喜時津風親方、大嶽親方の3名のようです。大嶽親方が「突出して悪質だ」と名指しされたのは、当初の協会の調査に「やっていない。知らない」と虚偽の説明をしてた上、賭けの負け金を琴光喜に借金してたというのも大きいとか。そりゃ〜悪質すぎる。琴光喜も、他の部屋の親方の借金の肩代わりさえなけりゃ、もうちょっと顛末が違ったかもしれないのに。あのブチかましが見られなくなるのはファンとして残念でなりません。