「これまで、力士と同じように集中して土俵に上がり、勝ち負けだけを見つめていたが、これで相撲を楽しく見られる」と笑顔で別れを告げた。 51年間の行司生活、お疲れ様でした。今まで数々の名勝負を仕切ってきたお姿は忘れません。

ともあれ今年の大相撲も終わってしまいました。次は来年の初場所です。遠いなぁ。朝青龍以外の感想を、一応書いておきます。千代大海の立会いは見事だったと思います。魁皇の黄金の右上手も。最後に大関らしい取り組みを見られて良かったです。安美錦が負け…

魁皇を破って勝ち名乗りを受けようとした瞬間、朝青龍の顔がぐしゃぐしゃにゆがんだ。うつむいたまま３５本の懸賞を両手で押し頂いた。細い目に涙が浮かんだ。 「みんな魁皇、魁皇って騒ぐのでさみしくて。一匹の狼（おおかみ）みたいだった」。観客のほとん…