染色体組み換えを引き起こすタンパク質
卵子や精子など生殖細胞が作られる際に起きる「染色体の組み換え」を制御するたんぱく質を、大阪大蛋(たん)白(ぱく)質研究所の篠原彰教授らが発見した。(中略)
研究チームは酵母を使った実験で特定のたんぱく質が存在すると、この組み換えが必ず起きることを見つけた。同様のたんぱく質を作る遺伝子はヒトにもあり仕組みは同じとみられる。
オリジナル論文 → Crossover assurance and crossover interference are distinctly regulated by the ZMM proteins during yeast meiosis. Shinohara M, Oh SD, Hunter N, and Shinohara A. Nature Genetics, 2008 February Epub.
まだ読めてないけどビッグニュースな予感。染色体間の組み換えは有性生殖における多様性の源ですが、それを引き起こすタンパク質(ZMM)が酵母で同定されたそうです。同じ真核細胞の仲間なのですから、恐らく哺乳類、ヒトでも同様のタンパク質があるんでしょう。素晴らしい。
はしか輸出で損害賠償請求も?
リトルリーグの日本代表が、麻疹をアメリカで拡散したという汚名を被る、さらに不名誉な事態に陥ったのだ。
日本では、麻疹が軽視されている。たぶん、この子の親たちの世代も、リトルリーグの監督コーチの間でも。
海外に行く前に、麻疹の免疫がないのであれば、予防接種を必ずするようにしないと、今回のように 国の名前を、不注意で汚す結果になる。子どものスポーツ交流は、一番罪がないと信じられているのに 大人の勝手な判断が、麻疹に感染した子どもを傷つけただけでなく、日本の野球少年達に対しても大きな不名誉をもたらしたと思う。
日本からの野球少年が米国ではしかを伝染させたというニュースの続報です。どうやら件の少年は渡航前にはしかの症状が出ていたらしい、ということで保護者の管理責任、ひいては損害賠償請求に発展する可能性が出てきました。その子には罪はないのに異国の地で隔離されたりして、さぞ傷ついたことでしょう。
確かに飛行機の隣に座った妊婦が発症したら、賠償云々前に殺人未遂事件です。これを機に日本でも「はしかは恐ろしい伝染病」という認識に改め、抗体を持ってない人(児童)は予防接種を受けるようになるといいのですが。