はしか輸出で損害賠償請求も?

 リトルリーグの日本代表が、麻疹をアメリカで拡散したという汚名を被る、さらに不名誉な事態に陥ったのだ。
日本では、麻疹が軽視されている。たぶん、この子の親たちの世代も、リトルリーグの監督コーチの間でも。
海外に行く前に、麻疹の免疫がないのであれば、予防接種を必ずするようにしないと、今回のように 国の名前を、不注意で汚す結果になる。子どものスポーツ交流は、一番罪がないと信じられているのに 大人の勝手な判断が、麻疹に感染した子どもを傷つけただけでなく、日本の野球少年達に対しても大きな不名誉をもたらしたと思う。

日本からの野球少年が米国ではしかを伝染させたというニュースの続報です。どうやら件の少年は渡航前にはしかの症状が出ていたらしい、ということで保護者の管理責任、ひいては損害賠償請求に発展する可能性が出てきました。その子には罪はないのに異国の地で隔離されたりして、さぞ傷ついたことでしょう。
確かに飛行機の隣に座った妊婦が発症したら、賠償云々前に殺人未遂事件です。これを機に日本でも「はしかは恐ろしい伝染病」という認識に改め、抗体を持ってない人(児童)は予防接種を受けるようになるといいのですが。